BMI Lab社のおすすめニュースレター7選("Our 7 Favorite Newsletters")

イノベーション, ビジネスモデル・新規事業創出

みなさんこんにちは。マキシマイズの渡邊です。今回も、既存事業を持つ大企業がシリコンバレーのスタートアップに負けない画期的な新規事業を創造するために、インダストリー4.0の一環としてスイスで開発された手法である『ビジネスモデル・ナビゲーター』開発元BMI Lab社のブログを皆さんにご紹介します(※BMIとはBusiness Model Innovation:ビジネスモデル・イノベーションの略です)。

今回のブログは「BMI Lab社のおすすめニュースレター7選("Our 7 Favorite Newsletters")」という、BMI Lab社がお薦めするイノベーションに関するニュースレターについてのお話しです。では本文をお楽しみください。

BMI Lab社のおすすめニュースレター7選("Our 7 Favorite Newsletters")

2021年10月26日
BMI Lab社のおすすめニュースレター7選(BMI Lab社ウェブサイトのブログ記事を、同社の許可を得て翻訳、掲載しています)

ニュースレターは何年も前からあり、特に目新しいものではない。おそらく今後も何百年も無くなることはないだろう。2000年代のはじめにEメール・マーケティングが台頭したことにより、ニュースの更新やその他の情報をニュースレターとして配信することがより一般的になった。しかし、過去4~5年間に新たなオンライン・パブリッシング・プラットフォームがいくつも登場し、コンテンツの発信者がコンテンツを収益化することが容易になった。たとえば、2017年開設のSubstackは、現在では50万以上の有料サブスクリプションを抱え、年間1,500万ドル以上の収益を上げていると公表している。同時に、世界最大級のソーシャル・メディア・ネットワークや検索エンジンによって、従来の印刷メディアの様相は劇的に変わった。このような状況を踏まえ、現在BMI Labのチームの間で最も人気のあるニュースレターのリストを皆さんと共有したい。


我々のおすすめするニュースレター

1.Check Your Pulse(脈拍チェック) by サリ・アズー

サリ・アズーは、シード期スタートアップの投資家、デザイン思考家、製品ストラテジストであり、作家でもある。同氏はニュースレターを通じて、テクノロジーやビジネスに、より多くの人間性や創造性をもたらすことを目指している。

2.Future(未来) by a16z

世界で最も有名なベンチャー・キャピタル企業の1社であるa16zすなわちアンドリーセン・ホロウィッツ(Andreessen Horowitz)について、ここであらためて紹介する必要はないだろう。『未来』と名付けたニュースレターで、a16zは暗号通貨や生物学からゲームやソーシャル・ネットワークに至るまで、テクノロジーが我々の世界をどのように変えようとしているのかを探る。

3.Not Boring(退屈ではない) by パッキー・マコーミック

このニュースレターでは、週に2通の電子メールが配信される。「Not Boring」では、ビジネス界で何が起こっているのか、グローバル企業が下す意思決定の背後にある戦略について最新情報を入手できる。

4.レニーのニュースレター by レニー・ラチツキー

レニー・ラチツキー氏が執筆するこの週刊ニュースレターは、製品、成長、人間関係、およびオフィスでストレスを感じるかもしれない様々なものごとに関するアドバイスを提供するコラムである。

5.Future Atelier(未来のアトリエ) by パベル・ロマネ​​ンコ(※訳注:現在は停止しているようです)

プロフェッショナルなイノベーション・アナリストであるパベル・ロマネ​​ンコ氏の監修による、世界で最も革新的な企業50社のユースケースをまとめたニュースレター。

6.The Flywheel(フライホイール) by ジェイク・シンガー

このニュースレターでは、元Amazon社プロダクト・マネージャーのジェイク・シンガー氏が、Amazon社の有名なフライホイールをフレームワークとして利用し、企業各社を理解、分析する。ニュースレターの記事では、企業各社が現在の地位に至った経緯と理由、そしてフライホイールが企業の将来の見通しについて何を示唆しているかについて解説している。

7.Stratechery by ベン・トンプソン

『Stratechery』ニュースレターでは、テクノロジーとメディアの戦略やビジネス面の分析、そしてテクノロジーが社会に与える影響についての分析を記事として提供している。同氏のブログでも記事を読むことができる。

当社提供ニュースレターのご紹介:サーキュラー・エコノミー(循環経済)分野における最新トレンドやイベントについて詳しく知りたい方は、お気軽に当社のCEニュースレターを購読頂きたい。このニュースレターには、毎月、ビジネスモデル・イノベーションに焦点を当てて我々が厳選したニュースをコメント付きで掲載している。


いかがでしたでしょうか。弊社では、ビジネスモデル・ナビゲーターを日本企業にも普及させるべく、ワークショップやプロジェクト支援など様々な支援サービスを提供しております。ご興味の方は是非お問い合わせください。

次回は、当方の友人で北カリフォルニア・ジャパンソサエティの理事であり、米UCバークレーMBAスクールで教鞭をとるジョン・メツラー氏のOpen RANに関するブログ記事をご紹介予定です。

WRITER

株式会社マキシマイズ代表取締役
渡邊 哲(わたなべ さとる)
株式会社マキシマイズ シニアパートナー
Japan Society of Norithern California日本事務所代表
早稲田大学 非常勤講師

東京大学工学部卒。米国Yale大学院修了。海外の有力ITやイノベーション手法の日本導入を専門とする。特に海外ベンチャー企業と日本の大手企業や団体との連携による新規事業創出に強みを持つ。三菱商事、シリコンバレーでのベンチャー投資業務等を経て現職。ビジネスモデル・ナビゲーター手法の啓蒙活動をはじめ、日本のイノベーションを促進するための各種事業を展開中。
「アントレプレナーの教科書」「ビジネスモデル・ナビゲーター」「イノベーションの攻略書」「DXナビゲーター」「イノベーション・アカウンティング」を共訳/監訳。

関連記事一覧

資料ダウンロード 資料ダウンロード