【開催報告】Chat GTPなど「生成系AI」を使ったビジネスアイデア創造とビジネスモデル設計をテーマに、高校生のためのビジネスモデル構築講座を開催しました
7月16日にSHIBUYA QWS Innovation 協議会の主催、早稲田大学グローバル科学知融合研究所、Greater Tokyo Innovation Ecosystem(GTIE)プラットフォーム、三菱みらい育成財団「W-EDGEユース・イノベーター(WEYI)育成プログラム」、Beyond 2020 NEXT PROJECTの各団体の共催にて、 Chat GTPなど「生成系AI」を使ったビジネスアイデア創造とビジネスモデル設計をテーマに高校生のためのビジネスモデル構築講座を開催しました。
第1部「ビジネスチャンスを探してみよう」では、当社代表の渡邊 哲よりビジネスモデル構築の考え方と“ビジネスモデル・ナビゲーター手法”の活用に関する講演を実施し、そのうえでChat GPTなど生成系AIの強みと弱みの洗い出し、Chat GPTの強みを活かした用途のリストアップ、用途に対する顧客ニーズの分析をもとにした事業機会の特定を、5人一組のグループに分かれて実施しました。さらに、特定した事業機会に”ビジネスモデル・ナビゲーター”のパターンカードを適用して、グループごとに新たなビジネスアイデアのブレインストーミングを実施し、マッピングやディスカッションを通じてビジネスアイデアの創造と評価・絞り込みを実施しました。
第2部「生成系AIを使ったビジネスモデルを作ってみよう」では、第1部で創造したビジネスアイデアについて、”ビジネスモデル・ナビゲーター”のテンプレートを使用して、グループごとにビジネスモデルの「WHO、WHAT、HOW、WHY」の4軸を設計しました。さらに第2部の後半では、シリコンバレーでスタートアップが実施するプレゼンピッチの典型的な構成とプレゼン実施のポイントを学び、それを踏まえてグループごとにプレゼン資料の作成、さらにはプレゼンピッチを実施しました。
当日は40名以上の高校生の皆さんに参加頂き、事業機会の分析からビジネスモデルの創造・設計、プレゼンピッチの実施まで、濃密なプログラムを楽しく実施することができました。ご参加頂いた高校生の皆さん、各チームのファシリテーションにご協力いただいた早稲田大学の学生の皆さん、今回のプログラムを企画・推進・実行頂いた早稲田大学の朝日先生、島岡先生、実行委員長の久米川さんはじめ実行委員の皆さん、大変ありがとうございました。
- 講師渡邊 哲Satoru Watanabe
- 株式会社マキシマイズ代表取締役
Japan Society of Norithern California日本事務所代表
早稲田大学 非常勤講師
東京大学工学部卒。米国Yale大学院修了。海外の有力ITやイノベーション手法の日本導入と大企業向けのイノベーション支援を専門とする。特に海外ベンチャー企業と日本の大手企業との連携による新規事業創出に強みを持つ。三菱商事、シリコンバレーでのベンチャー投資業務等を経て現職。欧州で開発された大企業向けビジネスモデル・イノベーション手法の国内向け導入、イノベーションを切り口としたシリコンバレーと日本のイノベーション・コミュニティ運営など、日本のイノベーションを促進するための活動を展開中。『アントレプレナーの教科書』、『ビジネスモデル・ナビゲーター』、『イノベーションの攻略書』共訳。
- 実行委員長/第二部司会久米川 夏穂Kaho Kumegawa
- 早稲田大学 本庄高等学院3年
今年度よりBeyond 2020 NEXT PROJECT幹事メンバーとして、会員向けにエフェクチュエーションワークショップなどを企画。同団体にて、「国連を支える世界こども未来会議」「感じてみようアントレプレナーシップ」に携わる。また、文部科学省主催の高校生等へのアントレプレナーシップ教育の拡大に向けた「EDGE-PRIME Initiative」キックオフイベントでピッチを行う。卒論ではプラントベースアスリートを研究。
- 実行委員/第一部司会倉橋 輝Hikaru Kurahashi
- 早稲田大学 先進理工学部 生命医科学科3年
Beyond 2020 NEXT PROJECTの幹事兼Effectual Creator (EC)、「国連を支える世界こども未来会議」プロジェクト学生副リーダー、早稲田大学生命医科委員会に所属。将来は認知症や精神疾患などの研究を世の中に還元し、より多くの人の健康な日常を実現することを目指す。
- 実行委員服部 真也斗Mayato Hattori
- 早稲田大学 創造理工学研究科 経営デザイン専攻1年
早稲田大学創造理工学研究科大野高裕研究室、専門はマーケティング・サイエンス。経営工学の知識や応用能力を競うIndustrial Engineering Scientific Competitionで世界Top10進出。イベントサークル「L@ST-M@TE」創設の経験を経て、アントレプレナーシップを養成することを目的とした「Beyond2020 NEXT PROJECT」の3代目幹事長に就任。
- 実行委員小畑 春菜Haruna Obata
- 桜美林大学 ビジネスマネジメント学群 ビジネスマネジメント学科3年
桜美林大学 ビジネス・マネジメント学群鈴木勝博ゼミ所属。スタートアップ・新事業創出を研究。ジャパン・ビジネスモデル・コンペティション(世界最大のリーンスタートアップ式ビジネスプランコンテストであるBMC Globalの日本オフィシャル大会)で上位13チームに残り、決勝ラウンドに進出。大学2年の時に、美容室で理想の髪色に染めてもらうためのサービスで起業。
- 実行委員青木 優奈Yuna Aoki
- 早稲田大学 本庄高等学院2年
早稲田大学本庄高等学院2年、ブラスバンド部所属。今年度より、Beyond 2020 NEXT PROJECTのメンバーとなる。昨年、上越新幹線40周年を記念し、JR本庄早稲田駅と本庄高等学院のコラボで実施したイベントの開催に携わる。
- 実行委員石崎 一輝Kazuki Ishizaki
- 早稲田大学 先進理工学研究科 先進理工学専攻 一貫制博士課程4年
早稲田大学先進理工学研究科先進理工学専攻 朝日研究室所属。専門は、有機機能結晶、マテリアルズ・インフォマティクス。株式会社プロラボホールディングスが特別協賛となり、2023年4月に開催された学生向けビジネスアイデアコンテストにて、グランプリを獲得。その他にも複数のビジネスアイデアコンテストにてファイナリストに選出。
- 実行委員佐藤 由弥Yuya Sato
- 早稲田大学 先進理工学研究科 先進理工学専攻 一貫制博士課程3年
早稲田大学応用科学科卒。同学先進理工学研究科一貫制博士課程3年、朝日研究室在学中。人工臓器や再生医療を専門とする。高校生の頃ITサービスで起業し、その後数社の経営に携わる。シリコンバレーでのエンジニア経験を経たのち、現在は生成AIを用いたディープテック領域の戦略コンサルティング企業を起業・経営している。年商1億を達成しシリーズAに向けて調達中。
- 実行委員畠山 祥Akira Hatakeyama
- 早稲田大学 基幹理工学研究科 機械科学・航空宇宙専攻2年
富山県出身。UC San Diego×WasedaにてMicroMBAを取得。宇宙開発を行うスタートアップ企業でxR開発やUI/UXデザイン、衛星データ解析を経験する。虎ノ門ヒルズ・新宿区・大学など様々な場でビジネスプランコンテスト優勝・受賞を果たす。文化人類学会での研究発表や、『海外武者修行プログラム』にてイスラエルのVC・経営者へのプレゼン、インターナショナルなチームでの宇宙開発など、異分野での豊富な経験もある。2022年6月、レイワセダ株式会社を創業、CEOを務める。
- 実行委員鏑木 惟蕗Ibuki Kaburagi
- 早稲田大学 先進理工学研究科 電気・情報生命専攻1年
電気・情報生命専攻 浜田研究室所属。専攻はバイオインフォマティクス、RNAなどの生体配列を対象に機械学習を用いたアルゴリズムを研究。理研と共同でバイタルデータの予測アルゴリズムの開発にも取り組む。早稲田大学ビジネスクリエーションコース修了、複数のビジコン参加・優勝経験あり。Web広告を対象としたビッグデータ解析をコアとするベンチャーでのエンジニア経験を経て、PIVOT株式会社にてプロダクトマネジメント及びデータ解析業務に従事。
- 実行委員川野 孝誠Takamasa Kawano
- 早稲田大学 商学部4年
早稲田大学本庄高等学院卒業。早稲田大学商学部4年、井上達彦研究室所属。大学1年の冬から宇宙系スタートアップの株式会社amulapoにてweb developerとしてインターン。位置情報と衛星データを活用したアプリケーションの開発などに携わる。現在、独立系ベンチャーキャピタル・Gazelle Capital株式会社でアソシエイトとして活動中。建設業や製造業といった既存産業 × デジタル技術をテーマにして起業家の発掘に努める。QWSアカデミア「新しいことに挑戦したい女性へのメッセージ~何を変えればよいのか?」ワークショップシリーズの実行委員長をBeyond 2020 NEXT PROJECTメンバーとして務めた。
- 実行委員新見 蓮Ren Niimi
- 早稲田大学 社会科学部1年
今年度よりBeyond 2020 NEXT PROJECTに参加。本イベントの他に「五感で感じる幸せワークショップ」やアントレプレナー、リーダーシップ系のイベントに参加予定。高校時代はグランドホッケーと文化祭運営に熱中しながら、環境系アプリ企画や国際会議への参加、多様なイベント運営、インターン、ビジコン等を経験。現在は写真家として写真を撮りながら、環境系の社会システムづくりに向けたアプリ開発、高校生と企業のマッチングプラットフォームづくりを再始動中。
- 実行委員高澤 皆生Kaisei Takazawa
- 早稲田大学 商学部2年
千葉生まれ、出身中高は明治大学付属中野中学・高等学校。大学一年時には文系ながら、Webコンサルやシステム開発系のインターンを経験。大学2年に進級後、生成系AIに興味をもち、ChatGPTを活用したサービスを趣味で複数開発。現在はパーソナルトレーナの業務を生成系AIなどを使用することで支援するためのサービスを開発中。将来的に会社を設立し、事業をスケールさせることを目指す。
- 実行委員小山 美妃Miki Koyama
- 早稲田大学 教育学部3年
早稲田大学教育学部社会科大西ゼミ所属。専門はデータ分析。昨年、カンボジアで飲食店経営を行い、現在は福島の地方創生プロジェクトのイベントの企画と新規事業の立ち上げに参画している。将来、データ分析を生かして、社会課題の解消に貢献することを目指す。
- 挨拶島岡 未来子Mikiko Shimaoka
- 早稲田大学 リサーチイノベーションセンター 教授
アントレプレナーシップセンター 副所長
2021年より研究戦略センター教授。ジョイントアポイントメントとして、神奈川県立保健福祉大学ヘルスイノベーションスクール教授。アントレプレナーシップ教育に2014年から関わり、現在は早稲田大学アントレプレナーシップセンター副所長 / WASEDA-EDGE人材育成プログラム事務局長として、複数のプログラムの企画運営に携わる。デザイン思考、リーンスタートアップなどの手法を学ぶ実践的授業を展開。(一財)生涯学習開発財団認定コーチ。
- ワークショップコーディネーター朝日 透Toru Asahi
- 早稲田大学 理工学術院 教授
1986年早稲田大学理工学部応用物理学科卒業、1992年博士(理学)、2007年経営学修士を取得。早稲田大学グローバル科学知融合研究所所長、ナノ・ライフ創新研究機構副機構長、早稲田大学「WASEDA-EDGE人材育成プログラム」副実行委員長を務め、学際的研究を推進し、イノベーション人材の育成に取り組む。JST研究成果展開事業大学発新産業創出プログラム『Greater Tokyo Innovation Ecosystem(GTIE)』プラットフォームのコアメンバー、内閣府ムーンショット型農林水産研究開発事業「Insect-related Studies for Food, Fishery, and Farming (iF3)」プロジェクトの副プログラムマネージャー。専門は、キラル科学、生物物性科学、結晶光学、機能性薄膜、対称性の破れ、循環型食料生産システムの研究。
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