【JSNC/TMIP連携イベント開催報告】「半導体クラスターと半導体製造のエコノミクス:インテルやTSMCなどの成功企業からの学び」が開催されました

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5月28日に3×3 Lab Future(大手門タワー・ENEOSビル 1階)でTMIPとJSNCとの共催にて「半導体クラスターと半導体製造のエコノミクス:インテルやTSMCなどの成功企業からの学び」が開催されました。

今回のイベントでは、北カリフォルニア・ジャパンソサエティの理事であり、米UCバークレーMBAスクールで教鞭をとるジョン・メツラー氏を講師に迎え、「半導体製造におけるエコノミクス」などの半導体産業クラスターの分析、およびそれを踏まえたTSMCやラピダスなど日本での産業クラスター成功に対する示唆についての講演が行われました。

ジョン・メツラー氏

ジョン・メツラー氏

講演では、歴史的に多数のイノベーション・クラスターが半導体産業をもとに生まれ、クラスターの核となるアンカー企業として地域の大学などとも連携して雇用を生み出していることから、政府や自治体も補助金等で積極的に支援していることなど、半導体イノベーション・クラスターについての解説が行われました。

また、ムーアの法則と呼ばれる半導体の高性能化を実現する中で、半導体技術の世代が進むごとに、製造設備のコスト上昇が継続している現状や、最新設備への投資を継続し続けるためには製造設備コストの約2倍の売上を上げ続ける必要があることなど、半導体産業におけるビジネスモデルの分析がなされました。さらに、分析を踏まえた、TSMC、インテル、サムソン、および熊本のTSMC、北海道のラピダス等の、半導体各社や新たな半導体工場の成否に関する示唆が議論されました。

当日は台風接近に伴う悪天候にもかかわらず多くの皆様にご参加いただき、講演後のQ&Aやネットワーキング・セッションにおいても活発な意見交換が行われました。ご参加頂いた皆様ありがとうございました。

【実施詳細】 

日時 :
2024年5月28日(火)18:00~20:00(ネットワーキング 19:00~20:00)

会場 :
3×3 Lab Future(大手門タワー・ENEOSビル 1階)

主催 :
北カリフォルニア・ジャパンソサエティ(JSNC:Japan Society of Northern California)、TMIP(Tokyo Marunouchi Innovation Platform)

講師 :
Jon Metzler ジョン・メツラー(カリフォルニア大学バークレー校Haas School of Business講師、北カリフォルニア・ジャパンソサエティ理事)

司会者 :
渡邊 哲(株式会社マキシマイズ シニアパートナー、北カリフォルニア・ジャパンソサエティ日本代表、早稲田大学非常勤講師)

TMIP(Tokyo Marunouchi Innovation Platform)について

TMIP(Tokyo Marunouchi Innovation Platform)は、大手町・丸の内・有楽町(大丸有エリア)のイノベーション・エコシステム形成に向けて、大企業とスタートアップ・官・学が連携して社会課題を解決することで、グローバルなマーケットに向けたイノベーションの創出を支援するプラットフォームです。TMIP(Tokyo Marunouchi Innovation Platform)は、丸の内を舞台に、多様なパートナーとの連携によるグローバルマーケットに向けたイノベーションの創出を支援しております。

Japan Society of Northern California(北カリフォルニア・ジャパンソサイエティ) について

シリコンバレーに所在するJapan Society of Northern Californiaは、1905年(明治38年)に設立された、米国の民間非営利団体(NPO)です。
日米間の相互理解、友好関係をグラスルーツで推進することをそのミッションとしており、文化・芸術・歴史、またビジネス・テクノロジーなど広範なテーマに関するイベントやネットワーキングの機会を提供しています。

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