研究開発費でイノベーションは測れない
書籍イノベーションの攻略書および原著のThe Corporate Startupの内容を一部ご紹介。
企業のイノベーション能力は研究開発費の多寡によって測ることは出来ません。
世界的なコンサルティングファーム、PwCの調査では研究開発費と企業業績の間に有効な関連性は見られませんでした。革新的な企業の上位10社は必ずしも研究開発費の支出額の上位10位に入っていないことが確認されているのです(元記事はこちらから)。
そこで、自社の研究開発費を有効に活用し投資効率を高めるためには、企業の組織的スキルと人的スキルの獲得が欠かすことができません。本書「イノベーションションの攻略書」は欧州の大企業で実績のあるコンサルタントによって、欧州の大企業が米国企業に負けないイノベーションを生み出す事を目的に執筆されています。
米国のグーグルやシスコ、3Mといった大企業でありながらイノベーティブな企業の仕組みや制度の分析から得られた知見をもとに、大企業が組織的スキル、人的スキルを獲得するための方法を具体的な指標、フレームワーク、テンプレートや各種ツールといった一連のプロセスに落とし込み、その実践的な活用手順が掲載されています。
「イノベーションの攻略書」は自社の経営計画に即したイノベーションの戦略の構築とそれを実行するための組織管理のプロセスに課題を持つ、企業の経営層や経営企画部門の担当者。そして実践的な手法の不足する、具体的な仮説検証プロセスの確立に課題を持つ新規事業を創出する責任者及び担当者を読者として想定しています。
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